「オシャレなプレス式でスッキリしたコーヒーを味わいたい」
「忙しい朝にコーヒーを淹れると味がブレてしまう」
「毎日コーヒーを飲むので、お手入れが簡単な抽出器具が欲しい」
こんな悩みを抱えている方には、『アメリカンプレス』がオススメです。
『アメリカンプレス』はフレンチプレスのような見た目ですが、とても使い勝手がよく、美味しいコーヒーを淹れることができる器具です。
この記事では、気軽に美味しいコーヒーができると好評な『アメリカンプレス』の淹れ方や魅力について解説します。
ぜひ最後までお読みください。
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アメリカンプレスとは?
アメリカンプレスは、圧力をかけてコーヒーを抽出することになる、プレス系コーヒーメーカーのひとつ。
抽出方法は透過式で、コーヒーに圧力をかけてお湯を通します。ドリップ式に近い、抽出方法となっています。
アメリカンプレスの主な特徴をまとめるとするなら、以下の3つです。
主な特徴
- 簡単な操作性
- 金属フィルター付きのポット
- スッキリした味わい
コーヒーポットをセットしてプレスするだけ
アメリカンプレスの抽出に技術は不要で、だれでも簡単に美味しいコーヒーができます。
ポットに付いているフィルターの網目も100ミクロン(0.1mm)ととても細かく、コーヒーオイルはしっかり抽出しつつ、微粉の混入は少なくなります。
また本体は安全性と耐久性のある「トライタン製」であることに加え、二重構造になっているため、お湯が入っても本体が熱くなりません。
レッド・ドット・デザイン賞を受賞するほどの優れたデザイン
レッド・ドット・デザイン賞はデザインの革新性、機能性、エコロジー、耐久性など9つの基準から審査され、評価が高いと贈られる賞です。
器具の佇まいはもちろん、抽出時のお湯とコーヒー液のコントラストもオシャレです。
ペーパードリップでは紙フィルターにオイルが吸着されてしまうため、さっぱりした印象の風味になります。
しかしアメリカンプレスならばコーヒーオイルまで抽出されることで、オイルのコクと風味なども余すことなく堪能できますよ。
フレンチプレスとの違いについて
同じプレス式のコーヒー器具で有名なのは、フレンチプレスです。
フレンチプレスとアメリカンプレスとの違いは、『抽出時間』と『片付けの手間』が挙げられます。
アメリカンプレスは短時間で抽出できる
アメリカンプレス | 30~1分30秒の蒸らしをしてからプレス |
フレンチプレス | 浸漬に4分 |
アメリカンプレスとフレンチプレスは両者とも抽出にテクニックは不要ですが、出来上がる時間に差があります。
味の好みによって多少抽出時間は変わりますが、比較的アメリカンプレスの方が短時間で抽出ができます。
アメリカンプレスは後片付けが簡単
アメリカンプレスはフレンチプレスに比べて片付けが簡単です。
アメリカンプレスはコーヒー粉をポットに入れるので、抽出後のコーヒー粉はポットに詰まったものを捨てるだけで済みます。
ポットも取り外しができるため後片付けが手軽ですよ。
アメリカンプレスとエアロプレスの違いとは?
アメリカンプレスと似た商品でエアロプレスがあります。
この2つでは『コーヒー粉を浸漬させる方法』と『完成したコーヒーがどこにできるか』が違います。
コーヒー粉を浸漬させる方法
アメリカンプレスはポットのついたプランジャーをプレスするだけに対し、エアロプレスはパドルと呼ばれるヘラで攪拌させることでコーヒー豆を浸漬させます。
エアロプレスは攪拌の具合によって味わいが変わってしまいますが、アメリカンプレスならば誰がやっても同じように抽出ができます。
完成したコーヒーがどこにできるか
アメリカンプレスでは、プレスして抽出されたコーヒーは本体に残るので注ぐだけです。
エアロプレスでは別の容器(サーバーやマグカップなど)にプレスします。
コーヒー液を抽出したあと、お湯を注いで濃度調整が必要です。
加えて、エアロプレスでプレスするために用意する容器は、マグカップなどの頑丈なものでないと破損の心配があるので注意しましょう。
アメリカンプレスの使い方
それではアメリカンプレスの使い方について解説します。
今回はarktrading社製のアメリカンプレスで、コーヒーを入れてみます。
コーヒー粉は中挽きにする
コーヒーの粒子が細かすぎると金属フィルターの網目が詰まったり、プレスをする際に過度に力が必要になるため、破損の原因になるので注意。
そのため中挽きなど粗目の粉を使いましょう。
ポットにコーヒー粉を入れる
粉がこぼれやすいので注意しましょう。
粉がこぼれないようにするにはスプーンを使うか、別売のファネルを使うといいです。
ポットは「カチッ」と閉まる構造
こぼれないようにしっかり締めましょう。
プランジャーをセットしお湯につける
熱めのコーヒーが好きな人は、事前に本体を温めておくといいです。
本体にお湯(355ml)を入れ、プランジャーをセット。
ポットをお湯に浸かるまで下ろす
ゆっくりとお湯につけていくような感じです。
30秒~1分30秒ほど蒸らす
ここでコーヒーの成分が抽出しやすくなるように、1分30秒ほど『蒸らし』をします。
蒸らしの時間が長くなるほどコクのあるコーヒーになるので、自分好みの味になる時間を見つけましょう。
40秒~60秒ほどでプレスしていく
蒸らしの時間が終わったらゆっくりプレスします。
まっすぐゆっくり押さえるのがポイントです。
斜めに押さえ込んだり、力任せに早くプレスしようとすると破損の原因になるので注意。
カップに注いで出来上がり
ゆっくりカップに注いで完成です。
使ってみるとわかりますが、注ぎ口の水切れがとても良いです。
コーヒーを注ぐ時にテーブルに垂れることもないのは嬉しいポイント。
▼完成!
アメリカンプレスを使い終わった後のお手入れの仕方
アメリカンプレスの片付けはたった2ステップ。
① ポットに入っているコーヒーの粉を捨てる
② 中性洗剤で洗う
これだけ。とてもお手軽です。
コーヒー粉を捨てる
アメリカンプレス上部を外す
使い終わったコーヒーかすがありますので、これを捨てるだけです。
コーヒー粉を捨てる
コーヒー粉をそのまま捨てるだけ。
ちなみにコーヒー粉には消臭効果もあるため、ゴミなどと混ぜて捨てるのもおすすめです。
中性洗剤で洗う
アメリカンプレス公式HPにもあるように、アメリカンプレスは毎回洗剤で洗いましょう。
コーヒーの油分がついたままになると、シリコンゴムの劣化の原因になるので気をつける必要があります。
ただ、すぐに2回目の抽出をする場合にはさっとすすぐだけで問題ありません。
アメリカンプレスはパーツも分解しやすいのでお手入れもしやすくなっていますよ。
ワッシャーは紛失しやすいので注意
取り外すとパーツをなくしやすいもの。
特にワッシャーは小さいので、なくさないよう気をつけつつ洗います。
洗浄後はしっかり乾かす
ちなみにアメリカンプレスは、家庭用の食器洗浄機にも対応しています。
アメリカンプレスを使って、コーヒーを飲む良さ
アメリカンプレスで抽出されるコーヒーは、コーヒーオイルがしっかりと抽出されるため風味の良いコーヒーになります。
しっかりとコーヒー豆の個性と、オイルの風味を楽しみたい人にオススメな器具です。
金属フィルターでの抽出になりますが、フィルターの網目が細かいので微粉もそこまで気になりません。
ペーパードリップでさっぱりとコーヒーを飲むのも良いですが、ペーパードリップよりもアメリカンプレスの方が素材本来の味を楽しむことができるでしょう。
まとめ
今回は、今注目のプレス式コーヒー抽出器具『アメリカンプレス』についてレビューしました。
まとめると以下のようになります。
- 操作が手軽で味わいもブレにくい
- コーヒーの濃さの調整がしやすい
- 片付けも簡単
- コーヒー豆の個性がしっかり味わえる
- なによりオシャレ
今までおうちでコーヒーを淹れたことがないコーヒー初心者さんから、いろんな味のコーヒーを味わいたいコーヒーマニアまで幅広い人に活躍が期待できる器具といえるでしょう。
オシャレな見た目は、これからコーヒーを初めてみようという人へのプレゼントにも最適。
アメリカンプレスを使うことで、また新しいコーヒーの魅力を発見してもらえるはずです。
ぜひ、使ってみてください!!
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この記事を書いた人
たかのり
フリーライター
コーヒー愛好歴8年のライター。
初めてケニアコーヒーを飲んだ時、あまりの美味しさ感動してコーヒーにハマりました。
これまでに全国の自家焙煎コーヒー店から焙煎豆を購入しています。
最近は深煎りの豆をアメリカンプレスで抽出してコーヒーオイルを味わうのがマイブームです。