コーヒーコラム

コーヒーは消臭・脱臭に再利用できる?抽出後のかすを使ったエコ術

2022年7月11日

コーヒーは消臭・脱臭に再利用できる?抽出後のかすを使ったエコ術

コーヒーを飲むときに必ずといっていいほどゴミになってしまうのが、抽出後のコーヒーかすです。

一般的にはそのまま三角コーナーやゴミ箱へ捨ててしまいますが、これはもったいない!

実は、コーヒーには消臭・脱臭効果があり、消臭剤・脱臭剤としても使えるんです。

そこで今回は、コーヒーかすを使った消臭剤・脱臭剤の作り方を、その効果と共にご紹介します!

この記事を書いた人

sora

sora

編集部ライター

至高の一杯に出会うために日々コーヒーを飲んでいる編集部ライター。あまりにもコーヒーが好きすぎて薄めて飲むようになりました。

 

コーヒーには消臭・脱臭効果がある

コーヒー

コーヒー抽出した後のコーヒーかすは、驚くほどの消臭・脱臭効果を持っているんです。

普段はそのまま捨ててしまうと思いますが、家中の様々な場所に嫌なニオイを取ってくれるアイテムとして再利用できます。

コーヒー好きの方ならばわかるように、コーヒーは様々な香りを持っています。

このコーヒーの良い香りを再利用して、エコでコーヒーの素敵な香りを楽しめる自宅にしましょう!

コーヒーの脱臭効果は活性炭の5倍

コーヒーの脱臭効果は活性炭の5倍

コーヒーを抽出したコーヒーかすには、消臭剤の代表格である“活性炭を超える脱臭効果”があると言われています。

コーヒー豆には表面にたくさんの孔が空いており、この孔からしっかりと嫌なニオイを吸収してくれます。

抽出後のコーヒーかすは水分を含んでいるため、ニオイ成分のアンモニアをしっかりと吸収。

その効果はなんと、活性炭の約5倍といった脱臭効果があると言われているんです!

コーヒー豆の状態でもニオイの吸収力が強力

コーヒー豆

コーヒー抽出した後には水分を含んでいることで、ニオイをより吸収しやすくなっています。

しかし、コーヒー抽出する前からコーヒー豆は孔が空いている多孔質構造です。

そのためコーヒー豆の状態でもニオイを吸収してくれます。

ただし、反対にいうとコーヒー豆自身が嫌なニオイを持ってしまうということなので、ニオイ移りには注意しなければなりません。

湿ったコーヒーかすで消臭剤・脱臭剤を作る方法

湿ったままならお皿に入れて置いておくだけ

コーヒーかす

抽出後のコーヒーかすをそのまま使うことができて、コーヒーかすをそのままお皿に入れて置いておくだけでOK。

水分を含んでいる状態のコーヒーかすなので、抜群の消臭・脱臭効果があります。

お皿に入れておくだけで良いので簡単ですし、効果がとても高いんです。

カビが生えやすいので2日ほどが限界

湿った状態のコーヒーかすを使う場合には、カビに気をつけなければいけません。

これを考えると、最大でも2日ほどの利用が限界です。

毎日コーヒーを飲む人であれば、その都度で交換しておきましょう。

乾燥したコーヒーかすで消臭剤・脱臭剤を作る方法

自然乾燥させる

自然乾燥

乾燥したコーヒーかすはとても長持ちするので、自然乾燥で長く使えるようにするのがもっともおすすめです。

自然乾燥であれば余計な手間もありませんし、風通しの良いところに置いておくだけでいいです。

ただし、乾燥してしまったコーヒーかすは風で飛びやすいので注意しましょう。

フライパンで水気を飛ばす

フライパン

料理のついでにコーヒーかすを乾燥させるならば、フライパンを利用するのもありです。

コーヒーかすをフライパンに入れて、水気が飛ぶまで煎るだけですね。

長時間、火にかけると焦げてしまうので注意しましょう。

電子レンジで数分温める

コーヒーの正しい保存方法

お手軽に素早く乾燥させるならば、電子レンジを使うというのもひとつの手です。

耐熱容器に入れて電子レンジで数分。水気が飛ぶまで温めましょう。

途中でかき混ぜてあげると、より素早くまんべんなく乾燥します。

乾燥させれば1ヶ月ほどは使用できる

乾燥させたコーヒーかす

乾燥させたコーヒーかすは、最大で1ヶ月ほど使用することが可能です。

季節や時期によってはこれよりも早くなることがあるものの、湿った状態のコーヒーかすよりは長持ちします。

消臭・脱臭できるコーヒーかすを置くべき場所

トイレ

トイレ

トイレは家の中でもっともアンモニア臭が溜まりやすい場所です。

日常的に消臭剤・脱臭剤を使っている人は多いと思いますが、コーヒーかすもここで使えます。

どこをより優先するべきかと考えた結果、トイレを選ぶ人は多いでしょう。

冷蔵庫

冷蔵庫

冷蔵庫には様々な食材が収納されているので、様々なニオイが溜まっています。

そのため冷蔵庫専用の脱臭剤もあるほどで、食材へのニオイ移りも気になるところ。

人目に付かないような場所なので、コーヒーかすを置きやすい場所でもあります。

キッチン

キッチン

料理をしていると様々なニオイが溜まってしまうので、換気扇だけでは逃しきれません。

こんなときにはコーヒーかすを使用して、コーヒーを淹れるついでに作っておくのがおすすめ。

また、魚焼きグリルなどもニオイが残りやすいので、効果的な場所になっています。

灰皿

灰皿

普段からタバコを吸う方の場合は、灰皿付近にコーヒーかすを置くというのも効果的。

タバコの煙すべてを消臭しきることは難しいですが、ニオイが充満しないように置いておきましょう。

靴箱

靴箱

靴箱もニオイが溜まりやすいポイントのひとつで、消臭剤・脱臭剤を使っている人も多いと思います。

靴の出し入れが頻繁にあるので、こぼれても大丈夫なフタ付きの容器などに入れておくと良いですね。

倉庫

倉庫

地味にニオイが溜まりやすい家の倉庫は、風通しの悪いことが多い場所です。

屋根裏や倉庫など、風通しが悪くてニオイが溜まりやすい場所は、コーヒーかすの絶好の置き場所になります。

車内

車内

使わないときにはニオイが溜まってしまい、乗車時に不快な思いをしてしまう車内。

あらかじめコーヒーかすを置いておけば、消臭・脱臭してくれて不快になりづらいです。

タイミングによっては長期間、放置してしまうこともあるので注意しましょう。

コーヒーかすには消臭・脱臭以外にも効果がある

肥料

肥料

コーヒーかすには消臭効果・脱臭効果以外にも色々な効果があります。

そのひとつが肥料で、土壌を整えるための手軽な肥料として利用することができます。

コーヒーかすを肥料として使う際には発酵させる必要があるため、あらかじめ乾燥させ、腐葉土などと混ぜておきましょう。

混ぜながら空気を取り込んで、馴染んでくると肥料としての効果を発揮してくれます。

完璧な肥料ではないですが、コーヒーかすの再利用としては十分な肥料になってくれます。

除草

除草

コーヒーかすには、植物の育成を阻害してくれる物質が含まれています。

雑草などの繁殖を防いでくれるので、コーヒー抽出後にそのまま撒いてしまいましょう。

肥料として使う場合には発酵させてから撒き、除草剤として使う場合にはそのまま使いましょう。

入浴剤

入浴剤

コーヒーかすの良い香りをそのまま使い、入浴剤に再利用することもできます。

コーヒーかすには新陳代謝をアップさせる効果もあるため、発汗作用に期待できます。

入浴剤として使う場合には、そのまま入れるのではなく綿などの袋に入れてから浸けましょう。

染料や塗料

染料や塗料

実用性はあまりありませんが、コーヒーかすを煮出して液状にすると、染料や塗料として利用できます。

コーヒー色の染料・塗料になりますので、似た色の家具などは傷直しとしても利用することが可能です。

靴磨き

靴磨き

コーヒーにはコーヒーオイルといった油が含まれており、抽出時にも楽しめます。

このオイルをコーヒーかすでも利用し、靴のツヤ出しとして再利用することが可能です。

靴のワックス代わりになりますが、ゴシゴシすると傷をつけるので布に包んで優しく磨きましょう。

虫除け

虫除け

コーヒーのニオイは、多くの生物が嫌うニオイだと言われています。

そのため虫除けのひとつになっており、特にナメクジやカタツムリの駆除に適していると言われているんです。

ナメクジやカタツムリが発生しやすい家の周りにコーヒーかすを撒いておけば、虫除け対策になりますよ。

猫除け

猫除け

猫好きの方は多いと思いますが、家庭菜園をしていると野良猫に悩まされることもありますよね。

猫もコーヒーのニオイは苦手なので、虫除け同様に自宅周りに撒いておくのがおすすめです。

コーヒーかすの再利用でエコ生活ができる

エコ

コーヒーかすには抜群の消臭効果・脱臭効果があり、家中の様々な場所で活躍してくれます。

コーヒー抽出するたびに交換することもできるので、常に新鮮なコーヒーの良い香りを楽しむことも可能。

捨てるはずだったものを利用するので、とてもエコで経済的ですよね。

消臭・脱臭以外にも用途はたくさんあるので、ぜひ今日からコーヒーかすでのエコ生活を始めてみましょう!

生産国ごとのおすすめコーヒーをご紹介!
コーヒー生産に力を入れている、注目のコーヒー生産国。

ランキングをチェックする 

▼あなたにおすすめの記事▼

この記事を書いた人

sora

sora

編集部ライター

喫茶店で豆を選んでみたり、淹れ方を変えてみたりと至高の一杯に出会うために日々コーヒーを飲んでいる編集部ライター。
あまりにもコーヒーが好きすぎて薄めて飲むようになりました。
薄いコーヒーは麦茶の味。カフェイン中毒にならない程度にがぶ飲みしつつ記事を書いています。

-コーヒーコラム
-