コーヒーの種類としてよく挙がるのが、ブレンドコーヒーとストレートコーヒーです。
その名の通りに受け取るとわかりやすいですが、この2つにはそれぞれ違った特徴があります。
ブレンドコーヒーとは何なのか、ストレートコーヒーとは何なのか。
そんな疑問と共に、ブレンドコーヒーとストレートコーヒーの違いをご紹介していきます。
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コーヒーのブレンドとストレートの違い
コーヒーにはブレンドコーヒーと呼ばれるものと、ストレートコーヒーと呼ばれるものがあります。
この2つには明確な違いがあり、その違いが使用している豆の種類の数です。
簡単にいうと、複数の種類の豆を使用しているのがブレンドコーヒー。
反対に、単一のコーヒー豆のみを使用しているのがストレートコーヒーです。
ブレンドコーヒーは味の相乗効果を楽しむことができる
ブレンドコーヒーは、複数のコーヒー豆を混ぜてブレンドしたコーヒーです。
主に生産国が複数あるパターンが多く、ブラジル産コーヒー豆とタンザニア産コーヒー豆のブレンドなどと記載されています。
複数の種類のコーヒー豆をブレンドすることにより、それぞれの特徴が引き出されると共に、目指したい風味になります。
1種類のコーヒー豆だけでは生み出せないような、複雑な味わいも生み出すことができます。
ストレートコーヒーは豆の個性を楽しむことができる
ストレートコーヒーは、単一の生産国から仕入れたコーヒー豆のみを使用したものです。
コーヒー豆は生産国ごとに特徴が明確で、その特徴を最大限に味わうならばストレートコーヒーがおすすめ。
タンザニア産ならばタンザニア産コーヒー豆のみで構成され、エチオピア産ならばエチオピア産コーヒー豆のみで構成されます。
その土地ごとに出る特色を引き出し、個性的なコーヒーに仕上げることができます。
ブレンドコーヒーの魅力
様々なコーヒー豆の組み合わせが楽しめる
ブレンドコーヒーの魅力は、様々なコーヒー豆の組み合わせが楽しめるということです。
コーヒー豆には多くの種類があり、同じ生産国でも異なる風味のコーヒー豆が多くあります。
そんなコーヒー豆で何通りもの組み合わせを作ることができるので、無限の可能性があると言っても過言ではないでしょうね。
品質や価格を安定させやすい
ブレンドコーヒーの良さは、価格の異なるコーヒー豆をブレンドできるということでもあるんです。
極端に高いコーヒー豆のストレートだと、コーヒーの単価自体も非常に高くなってしまいます。
しかし、安価なコーヒー豆を一緒にブレンドしてあげると、コーヒー単価を安く抑えることができます。
ブレンドコーヒーにすることで品質を安定させつつ、価格も安定させられるんです。
クセのないコーヒーが多い
クセのあるブレンドコーヒーもあれば、クセのないブレンドコーヒーもあります。
一般的にはクセがなく万人受けしやすいコーヒーが求められるので、ブレンドすることで飲みやすくします。
各コーヒー豆のクセを抑えて、全体的にバランスよく仕上げることがブレンドでは可能なんです。
ストレートコーヒーの魅力
生産地ごとに風味の違いがわかる
コーヒー豆には生産国ごとに特徴があり、それぞれがこだわりの風味を持っています。
生産国だけではなく、銘柄によってもその特徴は異なるので、こうした個性を最大限に楽しめるのはストレートコーヒーの良さ。
酸味や苦味、甘みなどに特化したものから、軽いコーヒーやコクのあるコーヒーなどに分けられます。
自分のコーヒーの好みがハッキリとしているならば、何かに秀でたコーヒー豆を選んでもいいですよね。
自分のコーヒーの好みが明確になる
ストレートコーヒーは、ブレンドコーヒーよりも個性的なコーヒーがとても多いです。
そのため、ストレートコーヒーを飲んでいると、自然に自分の好き嫌いがハッキリとしてきます。
自分好みのコーヒーがどんな味わいなのか、どんな生産国のコーヒー豆が好きなのか、というのがわかるようになるんです。
自分でブレンドすることもできる
コーヒー豆は自分で購入してからブレンドすることもできるので、マイブレンドを楽しんでみるのもおすすめ。
ストレートコーヒー豆を購入したら、コーヒー豆を自分好みに混ぜてみましょう。
配分を少し変えるだけ、コーヒー豆の種類を少し変えるだけで、全然違ったコーヒーが出来上がります。
コーヒーの2種類のブレンド方法
生豆の状態でブレンドするプレミックス
ブレンド方法には2種類あり、1つ目が生豆の状態でブレンドするプレミックス。
ミックスしてから焙煎するという手順で、作り手としてはとても簡単なブレンド方法です。
ただ、コーヒー豆ごとに焙煎度合いを分けることができないため、複雑な味わいは生み出しにくいというデメリットもあります。
コーヒー豆を焙煎した後にブレンドするアフターミックス
各コーヒー豆を焙煎してからミックスするというのが、アフターミックスという方法です。
個別にコーヒー豆を焙煎することで、各コーヒー豆の特徴や良さを引き出すことができます。
その後にブレンドとなるため、手間はかかるものの複雑な味わいを出すことができるんです。
コーヒーを楽しむマイブレンド
マイブレンドをやってみたい!というときには、次の手順でブレンドしてみましょう。
今までのコーヒー生活にはなかった、新しい発見が見つかるかもしれませんね!
①完成させたいコーヒーをイメージする
まずは完成させたいコーヒーをイメージしましょう。
どんなコーヒーが好きなのか、それは酸味や苦味、甘みなどの風味から連想するのが手軽で良いです。
その後はコーヒーのキレ、コクなどをイメージします。
完成したコーヒーがイメージできたら、ベースとなるコーヒー豆を選んでいきます。
②ベースのコーヒー豆を選ぶ
ベースとなるコーヒー豆を選ぶ過程では、イメージしたコーヒーから選ぶことになります。
酸味の強いコーヒー | タンザニア産、エチオピア産 |
苦味の強いコーヒー | インドネシア産、ベトナム産 |
甘みの強いコーヒー | パナマ産、コスタリカ産 |
香りの良いコーヒー | ドミニカ産、ハワイ産 |
芳ばしさのあるコーヒー | ルワンダ産、ペルー産 |
バランスの良いコーヒー | ブラジル産、ジャマイカ産 |
コーヒー生産国ごとに風味の特徴があるため、生産国から選んでいくのがもっとも簡単です。
コーヒー豆を銘柄から選ぶのもおすすめで、それぞれイメージするコーヒー豆を選んでいきましょう。
③コーヒー豆の配分を決める
ブレンドの醍醐味は、選んだコーヒー豆をどれくらいの割合でブレンドしていくか、です。
コーヒー豆が持つ風味で出来上がるコーヒーの大部分は決まりますが、少なければその豆の特徴は出づらくなります。
1:9なのか、5:5なのか、試行錯誤して決めていくのも良いですよ。
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この記事を書いた人
編集部ライター
喫茶店で豆を選んでみたり、淹れ方を変えてみたりと至高の一杯に出会うために日々コーヒーを飲んでいる編集部ライター。
あまりにもコーヒーが好きすぎて薄めて飲むようになりました。
薄いコーヒーは麦茶の味。カフェイン中毒にならない程度にがぶ飲みしつつ記事を書いています。