コーヒーの香りや風味をチェックする、カッピング時に必要不可欠なカッピングボウル。
ただカッピングボウルはメーカーによって様々な商品があるので、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。
そこで今回はカッピングボウルの選び方や、おすすめの商品をランキング形式でご紹介していきます。
この記事を書いた人
カッピングボウルとは
カッピングボウルとは、コーヒーをカッピングするために使われる器具です。
カッピングはワインでいうテイスティングにあたり、コーヒーの香りや味を評価をするために行います。
カッピングボウルはコーヒーをより評価しやすいように設計されているので、シビアなカッピングをしたい方はぜひ購入しましょう。
カッピングボウルの選び方
カッピングボウルはすべて同じサイズ・種類のものを選ぶ
カップの大きさや種類が違ってしまうと、カッピングの際にコーヒーの冷め方や味の劣化に違いが出て、平等に評価ができなくなります。
そのためカッピングに使用するカッピングボウルは、全て同じサイズ・種類のものを選びましょう。
カッピングの理想的な比率はコーヒー粉10gに対しお湯が180mlなので、200ml程度入る大きさのものがおすすめです。
カッピングボウルはすべて耐熱性のものを選ぶ
通常のカッピングでは、コーヒー豆の成分が液体に溶け出す割合をあげるために100℃のお湯を使用します。
一般的な非耐熱ガラスは、60℃以上の温度になると急激な温度変化によってカップが割れる危険性があります。
また、カッピングは温度による味の変化を確認するためにも使われるので、必ず耐熱性のあるカップを選びましょう。
コスパで選ぶ
カッピングボウルはカッピングがしやすい形状・サイズで作られているので、一般的なカップに比べて価格が高くなっています。
さらにカッピングボウルは、カッピングをするコーヒーの種類によって同じ種類のものをたくさん用意しなければなりません。
そのためコスパ重視で選びたい方は、カッピングもできる耐熱性カップで代用するのもおすすめです。
初心者の方は黒色のカッピングボウルがおすすめ
カッピング初心者の方や経験が浅い方は、視覚からの先入観でカッピングしてしまうので、黒色のカッピングボウルがおすすめ。
黒色のカッピングボウルは、光の反射がなくコーヒーの色が分からない仕組みになっています。
見た目で判断がつきにくく、シビアにカッピングが出来るようになりますよ。
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カッピングボウルのおすすめランキング
No.1 ハリオ カッピングボウル・粕谷モデルKCB-260-B
細部までこだわったバリスタ監修のカッピングボウル
新進気鋭のバリスタ・粕谷哲氏と、耐熱ガラスメーカーのハリオがコラボした180mlのカッピング専用のカッピングボウル。
カップの色を黒にすることで視覚的な先入観をなくし、より味覚と嗅覚に頼ったカッピングが可能。
スタッキング可能な形状になっているので、収納しやすい点も魅力です。
カップは広口で香りを嗅ぎやすいので、よりこだわってカッピングをしたい方におすすめです。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
重量 |
200g |
サイズ |
9.1 x 9.1 x 6.5 cm |
素材 |
セラミック |
No.2 kisshome エスプレッソコーヒーカッピングカップ 200ml
初心者でも使いやすい2つの目盛り付きカッピングボウル
様々なコーヒー器具を販売している、kisshomeのカッピング用ボウル。
カップの内側には150mlと200mlの目盛りが引かれているので、均一にお湯を注ぐことが可能。
素材は耐熱性に優れたセラミックで作られており、保温性も高いので時間経過による温度変化も小さくなっています。
見た目も装飾がなくシンプルなデザインなので、おしゃれな目盛り付きカッピングボウルをお探しの方におすすめ。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
2色 |
サイズ |
6.0×9.9×5.2cm |
素材 |
セラミック |
No.3 Ygo セラミックコーヒーカッピングボウル
お湯を注ぐと温度によって色が変わるカッピングボウル
高品質のセラミックを使用した、150mlや180mlで評価ができるカッピングボウル。
通常時はカップの表面が黒色ですが、お湯を注ぐと温度に応じてカップの色が白茶色に変化。
この色の変化により、コーヒーが熱いときから冷めていくまでの過程も評価しやすくなります。
デザインもシンプルで高級感があるので、珍しいタイプのカッピングボウルをお探しの方におすすめ。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
重量 |
1kg |
サイズ |
15x10x10cm |
素材 |
セラミック |
No.4 LE TAUCI スモールボウルコーヒーカッピング用 8オンス
優れた耐久性と強度で何年も使えるカッピングボウル
高品質の食器を提供している、LE TAUCIが販売する8オンス(約240ml)のカッピングボウル。
カップは広口でコーヒーの香りを嗅ぎやすく、カッピング時のブレイクがしやすい形状。
ストーンウェアで作られたカップは優れた耐久性で壊れにくく、鉛・カドミウムフリーなので、身体のことも考慮して作られています。
価格は少し高めですが、長年使えるカッピングボウルを購入したい方におすすめです。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
2色 |
重量 |
1.4kg |
No.5 ラッキーコーヒーマシン カッピンググラス AXクレールオールド7
手頃な価格で高級感のあるデザインのカッピンググラス
コーヒーマシンやコーヒー関連機器などを製造・販売する、ラッキーコーヒーマシンのカッピンググラス。
1個あたりの値段もリーズナブルで、高級感があるシンプルなデザイン。
耐熱性はもちろん耐久性にも優れているので、食器としても使えます。
手頃な価格で、デザイン性のあるカップを購入したい方におすすめの商品です。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
素材 |
耐熱ガラス |
No.6 ハリオ 耐熱ガラスカップ5個セットHU-3012
カッピングだけでなく食器としても使える耐熱性カップ
人気耐熱ガラスメーカー、ハリオからカッピング用としても代用できる耐熱ガラス製のカップ。
カップの底が丸いのでコーヒーを混ぜやすく、手頃なサイズでスタッキングできて収納しやすい形状です。
普段使いにも便利で、湯呑みや小鉢などシーンに合わせて万能に活躍してくれます。
1個あたりのコスパもよくシンプルなデザインなので、カッピング以外にも様々な用途で使えるカップを購入したい方におすすめ。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
重量 |
680g |
サイズ |
8.6 x 8.6 x 6 cm |
素材 |
耐熱ガラス |
No.7 ストウブ ラウンド ラムカン アイボリー 9cm
デザインだけでなく実用性も兼ね備えた耐熱性カップ
フランスの調理器具メーカー、ストウブの容量200mlカップ。
カップの口径も広く、耐熱にも優れているのでカッピングにも代用可能。
見た目もおしゃれで味わいのあるデザインになっており、和食・洋食にもなじみやすく様々なシーンで使えます。
食卓でも調味料などの入れ物としてもジャストサイズなので、使い勝手がよくカッピングもできるカップを購入したい方におすすめ。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
2色 |
重量 |
300g |
サイズ |
9.3×9.3×5.7cm |
素材 |
セラミック |
No.8 iwaki 耐熱ガラス 240ml KBT944
コスパがよく色々な用途にも使える耐熱性カップ
世界中の人々に愛される耐熱ガラス製品の老舗ブランド、iwakiのガラス製カップ。
カッピング専用ではありませんが、240ml入る耐熱ガラスなのでカッピングにも代用可能。
食洗機、電子レンジにも対応可能なため、お菓子作りや蒸し器で茶碗蒸しなども作れます。
カップ1個のコスパもよいので、丈夫で使いやすいカップを購入したいか方におすすめ。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
重量 |
420g |
サイズ |
8.4×7.2cm |
素材 |
耐熱ガラス |
No.9 OUNONA 耐熱ガラス 200ml
容量が200mlとカッピングに最適な耐熱性カップ
シンプルでおしゃれな生活用品を販売する、OUNONAの耐熱性カップ。
プリンやケーキを作る際に使えるカップですが、容量が200ml入るのでカッピング用としてもピッタリ。
シリコンのフタ付きなので牛乳、ナッツ、豆乳、果汁などの貯蔵にも使えます。
デザインもシンプルなので、様々なシーンで活躍できるおすすめ商品です。
レビュー
- 容量
- 利便性
- 機能性
- 手入れ
- デザイン
- コスパ
▼商品情報
色 |
1色 |
重量 |
310g |
サイズ |
7.6 x 7.6 x 6.5cm |
素材 |
耐熱ガラス |
カッピングボウルのおすすめランキング一覧表
コーヒーの香りや味を正確に評価するカッピングに欠かせないカッピングボウル。
これからカッピングを始める方は、今回ご紹介した選び方を参考にカッピングボウルを選んでみてください。
No | 商品 | 商品名 | 参考価格 | 購入先 | 色 | 重量 | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ハリオ カッピングボウル・粕谷モデルKCB-260-B |
1,170円 |
1色 | 200g | 9.1 x 9.1 x 6.5 cm | セラミック | ||
2 | Kisshome エスプレッソコーヒーカッピングカップ 200ml |
1,984円 |
2色 | 6.0×9.9×5.2cm | セラミック | |||
3 | Ygo セラミックコーヒーカッピングボウル |
3,181円 |
1色 | 1kg | 15x10x10cm | セラミック | ||
4 | LE TAUCI スモールボウルコーヒーカッピング用 8オンス |
11,241円 |
2色 | 1.4kg | ||||
5 | ラッキーコーヒーマシン カッピンググラスAXクレールオールド7 |
460円 |
1色 | 耐熱ガラス | ||||
6 | ハリオ 耐熱ガラスカップ5個セット HU-3012 |
794円 |
1色 | 680g | 8.6 x 8.6 x 6 cm | 耐熱ガラス | ||
7 | ストウブ ラウンド ラムカン アイボリー 9cm |
3,459円 |
2色 | 300g | 9.3×9.3×5.7cm | セラミック | ||
8 | iwaki 耐熱ガラス240ml KBT944 |
1,857円 |
1色 | 420g | 8.4×7.2cm | 耐熱ガラス | ||
9 | OUNONA 耐熱ガラス200ml |
2,661円 |
1色 | 310g | 7.6 x 7.6 x 6.5cm | 耐熱ガラス |
自宅でできるカッピングの手順をご紹介
カッピングは手順さえ覚えてしまえば、自宅でも簡単に実践することができます。
お気に入りのカッピングボウルを入手したら、早速カッピングをしてみましょう!
手順1. カッピングに必要なものを準備する
カッピングで必要なものは以下になります。
メモ
- 評価したい挽き豆(各10g)
- カッピングボウル
- カッピングスプーン(スープスプーンなどで代用可)
- 沸騰したお湯(挽き豆10gに対して180ml使用)
- 白湯(スプーンを洗う用)
- キッチンペーパー
- キッチンタイマー
- メモ用紙
評価したいコーヒー豆ですが、初心者の方が1度にたくさんの種類を比較しようとすると、途中で違いが分からなくなります。
そのため、カッピングに慣れるまでは2~3種類ほどで試してみましょう。
手順2. 挽いたコーヒーの香りをチェックする
まずは、コーヒー豆10gを中粗挽きに挽いてカップに入れていきます。
この段階でカップ内のコーヒーの香りをチェック。この動作をカッピング用語で「ドライ」と呼びます。
この後も香りを比較するポイントがあるので、この時感じた香りを表現してメモしておきましょう。
ちなみに表現は難しく考えずに、芳ばしい香り、深みのある香りなど自分がわかる言葉で表現できればOKです。
手順3. お湯を180ml注ぎ香りをチェックする
香りを確認し終わったら、挽き豆10gに対して沸騰したお湯180mlをそれぞれのカップに注いでタイマーをスタート。
コーヒー豆とお湯が触れ合っている状態で、香りを嗅ぐ動作を「クラスト」と呼びます。
クラストのタイミングはお湯を淹れてから1分後がベストで、カップを動かさずに鼻を近づけて香りを嗅ぎましょう。
手順4. お湯を注いだ4分後にスプーンでかき混ぜながら香りをチェックする
お湯を注いでから4分待つと、コーヒーの粉がカップの上に浮かび上がってきます。
スプーンでその浮かび上がった粉を下に沈めるように、縦に大きく3回撹拌していきます。この動作を「ブレイク」と呼びます。
1カップの撹拌が終わったら白湯でスプーンを洗い、キッチンペーパーで水気を落として同じ混ぜ方で残りのカップもブレイク。
ブレイクをするとコーヒーの香りが一気に広がるので、この時の香りもしっかりチェックしましょう。
手順5. スプーンで一定量すくい味をチェックする
最後に抽出したコーヒーを実際に口に含ませ、風味を確認していきます。
まずはスプーンを2本使用して、コーヒーの表面に浮かんだ余分な泡や粉を丁寧に取り除いていきましょう。
この時も複数のコーヒーが混ざらないようにスプーンを1回ずつ洗い、水気を落としてから泡を取り除くのがポイント。
取り除き終わったら、最後に「テイスティング」と呼ばれる味の確認です。
スプーンを使いコーヒーが熱いときから冷めていくまで、毎回同じ量をすくい口の中に吸い込みます。
この時のすすり方は口の中で霧状に広がるように勢いよくすすることがポイントなので、ぜひ試してみましょう。
コーヒーの味をチェックする際の留意点
コーヒーの味をチェックする際は、必ず下記のことに留意しましょう。
注意
- 次のコーヒーをチェックする時は、スプーンを白湯で洗う
- 洗った後のスプーンの水気は必ず拭き取る
- 味をチェックする時はすべて同じすすり方をする
最初は味や香りの評価を決めるのは難しいですが、カッピングしたものを記録していくと徐々に違いがわかってきますよ。
ぜひ色々な種類のコーヒーを評価して、コーヒーライフをエンジョイしましょう!
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この記事を書いた人
編集部ライター
酸味と苦味のバランスがとれた、香り豊かなコーヒーが好きな編集部ライター。京都の昭和レトロな喫茶店で飲んだコーヒーに感銘を受け、そこからコーヒーに興味を持つ。目覚めの1杯で気分をスッキリさせたり、帰宅後はコーヒーにミルクを入れてホッとひと息付いたりと、毎日コーヒーのある生活を楽しんでいます。