コーヒーコラム

コーヒー豆の等級(グレード)を生産国別に詳しく解説!

2022年8月2日

コーヒー豆の等級(グレード)を生産国別に詳しく解説!

コーヒー豆は差別化を図るため、それぞれの豆を等級(グレード)分けしています。

生産した地域や環境、豆の大きさや欠点豆など、多くの判断基準で等級を決めているのです。

この等級はコーヒー豆の生産国ごとに異なり、購入したコーヒー豆はどれほどの等級なのかを確認することができます。

今回はまず、生産国ごとにどの程度の等級があるのか、またどんな基準で決まっているのかをご紹介します。

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nari

編集部ライター

バリ島で飲んだコーヒーの甘さとザラザラ感に衝撃を受けてコーヒーにハマった編集部ライター。

 

コーヒー豆の等級(グレード)とは

ランク

コーヒー豆の等級(グレード)とは、販売されるコーヒー豆の品質をランク付けしたものです。

栽培する環境や農園が同じであっても、全てのコーヒー豆が均一に同じ品質となるわけではありません。

豆によっては栄養が偏ったり、日光が当たりづらかったり、とてもサイズが大きくなったりと完成度は様々。

そんなコーヒー豆をしっかりと厳選して格付けするため、等級が決められています。

コーヒー豆の等級(グレード)を決める判断基準

コーヒー豆のサイズ(スクリーンサイズ)

コーヒー豆

コーヒー豆がどの程度のサイズ感であるのか、これをスクリーンサイズと言います。

これはスクリーンという鉄製のザルを使い、ふるいにかけていくためスクリーンサイズと言われています。

スクリーンサイズに従って決められる等級は多く、非常に多くの国でスクリーンサイズが基準になっています。

豆は大きければ大きいほど美味しいとされるため、スクリーンサイズの大きいものが一般的には高級品とされます。

穴の大きさは64分の1インチを25.4mmとし、例えばスクリーンサイズ20ならば64分の20インチで約8mmとなります。

コーヒー栽培地の標高

コーヒー栽培地の標高

コーヒー豆が栽培される環境は品質に大きく影響するため、どれだけの高地であるかも重要なポイント。

そのひとつが標高で、高ければ高いほど品質が良いとされています。

標高が高いことで昼夜の寒暖差が激しく実が引き締まり、しっかりと熟してくれるためです。

コーヒー栽培が行われる国では、山岳地帯が多いため基準のひとつになっていることが多いです。

欠点豆の混入数

欠点豆

欠点豆とは含まれていることでコーヒーの味わいを損ねてしまう、良くないコーヒー豆のこと。

一部が欠けてしまっていたり、潰れてしまっていたり、カビや虫食いなどもこの欠点豆に該当します。

300gに対してどの程度の欠点豆が含まれているのか、というのが基準になります。

欠点豆の種類によって点数が異なり、この点数が小さいほど良質なコーヒーとされます。

[関連]コーヒーの欠点豆とは?種類や取り除くポイントについて解説

コーヒーの味わい

コーヒー

コーヒーの決め手はやはり味わいです。どんな味なのか、というのは重要な基準になります。

一部のコーヒー豆を取り出してカッピングし、テストすることで味わいの格付けをしています。

味の感じ方は人によって異なるものの、重要な指標であることには変わりありません。

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生産国別コーヒー豆の等級(グレード)一覧

ブラジル

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世界一のコーヒー大国でもあるブラジルでは、大きく3種類の等級が決まっています。

それが「欠点豆、スクリーンサイズ、味わい」といった3種類で、かなり細かく等級が決まっているのです。

ブラジル産の等級がNo.2から始まっているのは、欠点豆ゼロというのはありえないためですね。

欠点豆

等級

欠点豆

No.2

0~4

No.3

5~8

No.4

9~26

No.5

27~46

No.6

47~86

No.7

87~160

No.8

161~360

スクリーンサイズ

スクリーンサイズ

サイズ

スクリーンサイズ20

8mm

スクリーンサイズ19

7.5mm

スクリーンサイズ18

7mm

スクリーンサイズ17

6.75mm

スクリーンサイズ16

6.5mm

スクリーンサイズ15

6mm

スクリーンサイズ14

5.5mm

スクリーンサイズ13

5mm

味わい

等級

味わい

ストリクトリーソフト(StrictrySoft)

滑らかな口当たりと濃厚な甘み

ソフト(Soft)

滑らかな口当たりと軽い甘み

ソフティッシュ(Softish)

軽い甘みがある

ハード(HARD)

酸味とやや渋みがある

リオイ(Rioy)

軽めのヨードホルム臭がある

リオ(Rio)

強めのヨードホルム臭がある

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コロンビア

コロンビア

等級

スクリーンサイズ

エクセルソプレミアム(Excelso Premium)

18

エクセルソスプレモ(Excelso Supremo)

17

エクセルソエクストラ(Excelso Extra)

16

エクセルソヨーロッパ(Excelso Europe)

15

エクセルソ UGQ(Excelso UGQ)

15が50%以上&14

エクセルソマラゴジッペ(Excelso Maragogipe)

17

エクセルソカラコル(Excelso Caracol)

12

コロンビア産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズで等級が決められています。

最低の12から18といった基準になっており、風味や標高は基準になっていません。

単純にスクリーンサイズで決める、というのはもっとも簡単ですよね。

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グァテマラ

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等級

標高

ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)

1,350m~

ハード・ビーン(HB)

1,200~1,350m

セミ・ハード・ビーン(SH)

1,050~1,200m

エクストラ・プライム・ウォッシュド(EPW)

900~1,050m

プライム・ウォッシュド(PW)

750~900m

エクストラ・グッド・ウォッシュド(EGW)

600~750m

グッド・ウォッシュド(GW)

~600m

対してグァテマラ産のコーヒー豆は、主に栽培される標高で決められています。

最高等級はSHBと書かれるストリクトリー・ハード・ビーンで、標高は1,350m以上。

全7段階に分けられており、国外への出荷が許されているのはプライム・ウォッシュド以上とされています。

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インドネシア

インドネシア産

等級

欠点豆

G1

0~11

G2

12~25

G3

26~44

G4

45~80

G5

81~150

G6

151~225

インドネシア産のコーヒー豆は、G1からG6までの等級に分けられています。

欠点豆の数に応じて等級が決まっており、最高等級は欠点豆が0~11個というG1です。

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ベトナム

ベトナム

等級

スクリーンサイズ

欠点豆

G1

5.6~6.4mm

5%以下

G2

4.8~5.6mm

10%以下

G3

4.0~4.8mm

20%以下

ベトナム産コーヒー豆は、スクリーンサイズと欠点豆の量で等級が決められています。

スクリーンサイズは最高等級のG1で5.6~6.4mmと、他国に比べればやや小さめ。

欠点豆もどれくらいの割合か、という基準で決められています。

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ドミニカ共和国

ドミニカ

等級

スクリーンサイズ

AAA

産地によって異なる

AA

A

AB

B

ドミニカ共和国で栽培されるコーヒー豆は、スクリーンサイズによって分けられています。

最高等級がAAAといい、ここからサイズに応じて下がっていくような決め方。

ドミニカでも産地ごとに特徴が異なり、味わいはまた違った判断になってきます。

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タンザニア

タンザニア

タンザニアではスクリーンサイズでの分け方と、品質ごとに異なる分け方とがあります。

スクリーンサイズでは最高等級のAAから、順番にサイズが小さくなりCまで。

AAよりも大きいものをE(エレファント)と言いますが、等級としてはC以下。

スクリーンサイズ

等級

スクリーンサイズ

AA

6.75mm~上

A

6.25~6.75mm

B

6.15~6.25mm

C

5.9~6.15mm

品質

等級

条件

ファイン(FINE)

↑品質が高い
↓品質が低い

グッド(GOOD)

フェアグッド(FAIR GOOD)

FAQ+

FAQ

FAQ-

プアフェア(POOR FAIR)

プア(POOR)

ベリープア(VERY POOR)

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ジャマイカ

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ジャマイカ産コーヒー豆は、世界的に知られるブルーマウンテンかどうか、でまず分けられます。

その後、条件に応じて等級分けが行われる、といった手順です。

主な基準は、スクリーンサイズと生産される栽培地です。

ブルーマウンテン

等級

条件

ブルーマウンテンNo.1

スクリーンサイズ6.8mm~7.2mm

ブルーマウンテンNo.2

スクリーンサイズ6.4mm~6.8mm

ブルーマウンテンNo.3

スクリーンサイズ6.0mm~6.4mm

セレクト

欠点豆が基準内でスクリーンサイズ6.0mm~7.2mm

ピーベリー

丸豆

ノン・ブルーマウンテン

等級

条件

ハイマウンテン

ブルーマウンテン以外の標高1,000m~1,200mで採れたコーヒー豆

プライムウォッシュト

ブルーマウンテン以外の標高1,000m以下で採れたコーヒー豆

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パプアニューギニア

パプアニューギニア

等級

スクリーンサイズ

欠点豆

AA

6.95mm以上

なし

A

6.75mm以上

なし

B

6.55mm以上

なし

AB

AとBの混合&Aの混合率が50%以上

-

C

5.95mm以上

なし

PB

ピーベリーに該当

-

E

焙煎すると弾けてしまう大きい豆

-

X

パーチメントコーヒー

なし

Y

パーチメントコーヒー

基準内

パプアニューギニアではスクリーンサイズと欠点豆の数で等級が決まっています。

メインの等級はC以上になっており、いずれも欠点豆なしが基本。

その他はピーベリーなどの形状分け、XやYなどのパーチメント分けとなっています。

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コスタリカ

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等級

地域

標高

ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)

太平洋側

1,200~1,600m

グッド・ハード・ビーン(GHB)

1,000~1,200m

ハード・ビーン(HB)

800~1,000m

ミディアム・ハード・ビーン(MHB)

太平洋と大西洋の中間

500~1,000m

ハイ・グロウン・アトランティック(HGA)

大西洋側

900m~

ミディアム・グロウン・アトランティック(MGA)

600~900m

ロウ・グロウン・アトランティック(LGA)

150~600m

コスタリカ産コーヒー豆では、地域と標高によって等級が決まっています。

太平洋側か、太平洋と大西洋の中間か、大西洋側か、という3種類の地域で変わります

いずれも標高で決まっていますね。

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ハワイ

ハワイ

等級

スクリーンサイズ

欠点豆

エクストラファンシー(EXTRA FANCY)

7.5mm~

1ポンド中10粒以下

ファンシー(FANCY)

7.1mm~

1ポンド中16粒以下

ナンバーワン(No.1)

6.4mm~

1ポンド中20粒以下

セレクト(SELECT)

-

1ポンド中5%以下

プライム(PRIME)

-

1ポンド中25%以下

ハワイ産コーヒー豆は、スクリーンサイズと欠点豆で等級が決まっています。

主なスクリーンサイズはナンバーワン以降の6.4mmから。欠点豆は20粒以下が基本です。

下位グレードにはセレクト、プライムなどがあり、ピーベリーはエクストラファンシーと同等に数えられます。

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メキシコ

メキシコ

メキシコ産コーヒー豆は、生産地によって等級の分け方が異なっています。

どちらも標高で決められており、3種類ずつの分け方です。

標高が異なる地域で、それぞれの等級を決めた形がこの2種類になっています。

1種類目

等級

標高

ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)

1,700m以上

ハイ・グロウン(HG)

1,000~1,700m

スタンダード(SD)

700m~1,000m

2種類目

等級

標高

アルトゥーラ(Altura)

1,300m以上

プリマラバド(PrimaLavado)

900~1,300m

ブエンラバド(BuenLavado)

750m~900m

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エクアドル

エクアドル

等級

スクリーンサイズ

スプレモ

17以上

スタンダード

16以下

エクアドル産のコーヒー豆は、わずか2段階ほどしか等級がありません。

どちらもスクリーンサイズをもとに決められており、16以下か17以上かです。

“スプレモ“という種類であれば、品質が高いとおぼえておきましょう。

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ケニア

ケニア

等級

条件

AA

スクリーンサイズ17以上

AB

スクリーンサイズ15~17

C

スクリーンサイズ11~15

E(エレファント)

巨大種

PB(ピーベリー)

ピーベリー(丸豆)

TT

C未満のサイズ

T

最小の豆

ケニア産のコーヒー豆は、全7段階の等級分けとなっています。

細かく言えば4段階と3段階に分けられ、最高等級AAからエレファントまでがひとつの区分。

ピーベリーなどはその他の分け方になっています。

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ペルー

ペルー

ペルー産のコーヒー豆は、主に欠点豆の数で等級が決まっています。

基本的には機械を使って選別していくため、機械式や電子式などの選別器を使っています。

その後にハンドピックなどを含めると、最高等級になっていきます。

また、同時にスクリーンサイズでの評価も行われています。

欠点豆

等級

欠点豆

エレクトロニック・ソーテッド&ハンドピックト(ESHP)

10以下

エレクトロニック・ソーテッド(ES)

11~40

マシン・クリーンド・メホラド(MCM)

41~70

マシン・クリーンド(MC)

71~100

スクリーンサイズ

等級

条件

20

↑品質が高い
↓品質が低い

19

18

17

16

15

14

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エチオピア

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等級

欠点豆

G1

0~3

G2

4~12

G3

13~25

G4

26~46

G5

47~75

G6

76~150

G7

151~340

G8

341~

エチオピア産コーヒー豆の等級は、グレード分けで1~8となっています。

いずれも300g中の欠点豆数で決まっており、最高等級は0~3の欠点豆です。

ただ、G1となるのはイルガチェフ地区のウォッシュド加工のみ、という条件があるようです。

また、下位グレードのコーヒー豆は輸出されることがなく、G5までが上限となっています。

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イエメン

イエメン

等級

生産地

No.9

バニーマタル

No.8

No.7

No.6

-

サナア

-

-

シャーキ

-

ボデイダ

イエメン産のコーヒー豆は具体的な条件が明らかになっていません。

これは品質によって等級が分かれているわけではなく、生産地によって分けられているためです。

有名なのはバニーマタル地方のNo付きですね。

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ニカラグア

ニカラグア

等級

標高

ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)

1,500~2,000m

ハイ・グロウン(HG)

1,300~1,500m

ミディアム・グロウン(MG)

1,000~1,300m

ロー・グロウン(LG)

500~1,000m

ニカラグア産コーヒー豆は4段階の等級に分けられています。

低いところでは500mほどのロー・グロウンと言われますが、最高等級になると1,500m以上。

ニカラグアSHGという記載のものであれば、最高等級に該当します。

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パナマ

パナマ

等級

標高

ストリクトリー・ハード・ビーン(SHB)

1,350m~

ハード・ビーン(HB)

1,050m〜1,350m

エクストラ・プライム・ウォッシュド(ESW)

900m〜1,050m

パナマ産コーヒー豆は3段階の等級分けとなっています。

低いところからは900mほどですが、最高等級のストリクトリー・ハード・ビーンでは標高1,350mを超えます。

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エルサルバドル

エルサルバドル

等級

標高

ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)

1,200m~

ハイ・グロウン(HG)

900m~1,200m

セントラル・スタンダード(CS)

500m~900m

エルサルバドル産コーヒー豆は、全3段階の等級分けがされています。

標高は低いところから500m程度で、高いところでも1,200m以上ならば最高等級に当たります。

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ホンジュラス

ホンジュラス

等級

標高

ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)

1,200m~

ハイ・グロウン(HG)

900m~1,200m

セントラル・スタンダード(CS)

600m~900m

ホンジュラス産コーヒー豆は、生産地の標高によって分けられています。

最高等級のストリクトリー・ハイ・グロウンは標高1,200m以上という土地。

その次にハイ・グロウン、セントラル・スタンダードと続いています。

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ルワンダ

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等級

条件

スーパースペシャルティ(Super Specialty)

非公開

スペシャルティ(Specialty)

G1

G2

G3

ルワンダ産のコーヒー豆は、欠点豆の混入数やカッピングテストによって決まっています。

明確な条件はわかっていませんが、スーパースペシャルティやスペシャルティが上位。

その次にG1からG3と続いています。

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インド

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等級

条件

AA

非公開

A

B

PB

インド産のコーヒー豆は等級が4段階あり、いずれも条件がわかっていません。

基準については、「スクリーンサイズ、標高」などによって分けられています。

ブルンジ

ブルンジ

等級

条件

AA

非公開

A

B

ブルンジ産のコーヒー豆は、大きく3段階で分けられています。

最高等級はAAですが、この他にもスクリーンサイズでも決められています。

スクリーンサイズは15~17ですが、明確な条件などはわかっていません。

カメルーン

カメルーン

等級

欠点豆

ショワ(Choix)

極少数

エクストラプリマ(ExtraPrima)

少数

プリマ(Prima)

やや少ない

スペリュール(Superieur)

許容基準内

クーラン(Courant)

やや多い

リミット(Limite)

多い

カメルーン産コーヒー豆は、基本的に欠点豆の量で等級が決まっています。

300g中の欠点豆で検査しますが、明確な点数などはわかっていません。

コーヒー豆のサイズは分類のひとつに使われており、「アラビカ種がTYPE A~F」「カネフォラ種がグレード1~3」となっています。

コンゴ民主共和国

コンゴ

等級

条件

コンゴ キブ2(プレミアム)

非公開

コンゴ キブ3(プレミアム)

コンゴ キブ4

コンゴ キブ5

コンゴ キブ6

コンゴ キブ7

コンゴ民主共和国では、明確な等級を決める条件がわかっていません。

が、コーヒー豆の品質によって分けられているのは確かで、上位2種類はプレミアムとも呼ばれています。

等級のランクだけが明確で、条件がわからないという状況ですね。

マラウイ

マラウイ

等級

スクリーンサイズ

AAA

7.5mm~

AA

7mm~

AB

6.5mm~

マラウイ産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズのみで決められています。

最高等級のAAAがスクリーンサイズ7.5mm以上というサイズ感です。

キューバ

キューバ

等級

スクリーンサイズ

欠点豆

クリスタルマウンテン(CrystalMountain)

18~

0~4

エクストラトルキーノラバード(ExtraTurquinoLavado)

18~

5~12

トルキーノラバード(TurquinoLavado)

17~

13~19

アルトゥーラ(Altura)

16~

20~22

キューバ産のコーヒー豆は、主にスクリーンサイズと欠点豆の2点で決められています。

この4種類がもっとも有名で、クリスタルマウンテンなどは世界的にも親しまれている等級です。

国内向けや低品質向けの下位グレードなども存在しています。

ラオス

ラオス

ラオス産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

東ティモール

東ティモール

東ティモール産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

タイ

タイ

タイ産のコーヒー豆には、明確な等級(グレード)が決められていません。

コーヒー豆の等級(グレード)の注意点

等級(グレード)と味は比例しない

コーヒーの味が苦手

各国の等級についてご紹介してきましたが、実際には等級と味が比例することは多くありません。

等級が高ければ美味しい、等級が低ければまずいといった印象は抱きにくいものです。

もちろん、欠点豆の数などは等級が高ければ少なくなりやすく、雑味を感じにくいことは多いです。

しかし、標高の高さやスクリーンサイズなどは、よほどのコーヒーマニアでなければ“気にならない”程度のものです。

等級が高くて美味しいのは当然のこと、等級が低くても美味しいコーヒーはとても多く存在しますよ。

等級(グレード)が明確に定まっていないこともある

コーヒー豆の等級は、あくまでざっくりとした基準のひとつと捉えておくのがおすすめです。

生産国によっては明確に等級が決まっておらず、不明瞭なこともよくあります。

またコーヒー豆を購入する際、等級がわからない・記載されていないといったこともあるものです。

等級はあくまでひとつの基準程度に捉え、気に入ったものがあれば覚えておくのが良いでしょう!

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nari

nari

編集部ライター・営業

バリ島で飲んだコーヒーの甘さとザラザラ感にびっくりし過ぎて、吹き出した経験をもつ編集部ライター。
その経験をきっかけに日本と世界のコーヒーの違いを知り、コーヒーの奥深さどんどんハマっていく。
コーヒーの味や香りだけでなく、カフェ空間やコーヒーを作る工程などの魅力にハマり毎週喫茶店巡りをしている。

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