ルワンダ共和国は東アフリカに位置しており、国土の多くは緑豊かな山岳地帯に覆われている国です。
ヴォルカン国立公園やマウンテンゴリラなどがとても有名な国で、自然の豊かさや大地の雄大さはアフリカならでは。
決して有名な国ではないものの、コーヒーはとても品質が高くなってきており人気のコーヒーのひとつです。
今回はそんなルワンダ産のコーヒーをまとめて、おすすめランキングとしましたのでぜひ最後までご覧ください!
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ルワンダ産コーヒーとは
ルワンダことルワンダ共和国は、東アフリカに位置している内陸国のひとつ。
隣国には「コンゴ民主共和国、タンザニア、ウガンダ、ブルンジ」など、コーヒーの有名な生産地が並んでいます。
アフリカにおいてはもっとも人口密度が高い国として知られ、長い植民地時代を経験して独立。
中心的産業は農業なので、そのひとつがコーヒーとなっており輸出品目としても有名です。
ルワンダ産コーヒーの歴史
最初にコーヒー文化が持ち込まれたのは1904年
ルワンダにコーヒーが持ち込まれたのは、ドイツの植民地時代です。
1904年、ドイツ人の宣教師によって持ち込まれており、1917年にコーヒー輸出を開始。
その後は第一次世界大戦によってドイツが負けたため、ベルギーが植民地とします。
しかし、ベルギーはコーヒー栽培をほとんど支援しなかったため、質の悪いコーヒーが多かったのです。
1994年にはジェノサイドにより壊滅的な被害を受ける
質の悪いコーヒーばかりだった中でも、コーヒー産業はルワンダにとって中心的でした。
そんな中、1994年にルワンダ虐殺という歴史的なジェノサイドが行われました。
ルワンダ国民の10%から20%が虐殺された結果、コーヒー産業も壊滅的になったのです。
2000年代に入ってからはスペシャルティコーヒーも増えてきている
そんなルワンダですが、その後は世界各国から支援を受けてコーヒー産業を復興しました。
当時は生産方法や加工方法のレベルが低かったものの、徐々にこれらを上昇させました。
その結果、2000年代に入ってからはスペシャルティコーヒーなども多くなり、品質が大きく向上したのです。
ルワンダ産コーヒーの栽培環境
千の丘の国と言われるほど標高が高い国
ルワンダは平均的にとても標高が高い国で、コーヒー栽培に適した国といわれています。
これによって”千の丘の国”と名付けられるほど、山岳地帯となっています。
コーヒー栽培は標高が高ければ高いほど適しているといわれ、1,500~2,000mの標高を確保できるルワンダはまさに適している国。
こうした背景からも、コーヒー栽培が盛んになっていきました。
平均的には気温が高い国でも高地により気温が低下して適温になる
ルワンダはアフリカの国なので、イメージとしても非常に気温が高いと思いますよね。
実際に平地であれば気温がとても高いものの、標高の高い場所では高地であるため気温が低下します。
こうした環境でコーヒー栽培を行っているので、コーヒー豆にとっては適した気温になるんです。
ルワンダ産コーヒーの栽培品種はアラビカ種とロブスタ種
ルワンダで主に栽培されている品種は、王道とも言えるアラビカ種とロブスタ種です。
スペシャルティコーヒーとして扱われるのはアラビカ種。そしてそれ以外はロブスタ種が基本です。
ルワンダ産コーヒーの等級
等級 | 条件 |
スーパースペシャルティ(Super Specialty) | 非公開 |
スペシャルティ(Specialty) | |
G1 | |
G2 | |
G3 |
ルワンダ産コーヒー豆の等級については、大きく5段階に分けられています。
最高等級がスーパースペシャルティといい、続いてスペシャルティという等級。その後はG1~G3となっています。
等級分けは行われているものの、その細かな条件は明らかになっていません。
ルワンダ産コーヒーの特徴
国の復興に貢献したコーヒー生産が盛んなルワンダ
ルワンダは東アフリカの内陸国で、面積は日本の四国程度であり、とても自然豊かな大地が有名です。
1994年には当時の大統領暗殺を発端として、ジェノサイドが勃発。およそ100万人が虐殺されることとなりました。
その後、復興のためにコーヒー生産を中心として様々な農業が発展し、総輸出の10%程度を占めるほどになったのです。
コーヒー栽培に適した土地と年々上昇する品質
西のコンゴ、北のウガンダ、東のタンザニア、南のブルンジと、コーヒー栽培で有名な国にも囲まれているルワンダ。
ごつごつとした山地が連なっており、標高4,507mのカリシンビ山や、森林に覆われた火山が連なっている恵まれた土地なのです。
この土壌を活かして寒暖差もある標高でしっかりと実が引き締まったコーヒー豆に仕上がってきています。
元々の生産技術は高くないルワンダでしたが、精製方法や加工方法を変えることで大きく品質向上してきているのです。
ルワンダ産コーヒーの味わい
ルワンダ産のコーヒーはアフリカ産コーヒーならではのフルーティー感をしっかりと感じられ、またとてもみずみずしいです。
かなりジューシーなのでフルーツを食べているかのようなフレッシュ感があり、優雅な酸味を感じられます。
口当たりはとてもなめらかで、ほどよいコクもあるのでフルーティーながら飲みごたえもあるコーヒーとなっています。
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ルワンダ産コーヒーのおすすめランキング
No.1 自家焙煎かかし珈琲 ルワンダ スカイヒル
スパイシーな香りと口当たりスッキリな甘み
深煎り仕様のルワンダスカイヒルはしっかりとした苦味を感じられるため全体的にまろやかで、スパイシーさも持っています。
ルワンダ産特有の酸味は少し抑えられており、その反面でより甘みと香りが特徴的です。
冷めてくると徐々に酸味が出てくるような仕上がりなので、香り豊かな酸味も楽しめるようになっています。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
200g |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
深煎り |
No.2 横砂園 ルワンダ アバトゥンジ農園
長い歴史を持つ豆と農園の素晴らしさ
ルワンダの農園ではとても数少ない単一農園であるアバトゥンジ農園から入荷したコーヒー豆がこちら。
ほどよい酸味と苦味がバランス良く、フルーティーな香りは浅煎りにより健在となっています。
全体的に主張は強くなく、口当たりは爽やかで飲みやすいコーヒーといった印象がとても強いです。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
200g |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
浅煎り |
品種 |
ブルボン種 |
No.3 bears coffee ルワンダ ブルボン
EAFCAで1位獲得のルワンダコーヒー
肥沃な大地と標高のとても高い高地での生産、そして豊富な雨量に恵まれているという土地柄を活かしたコーヒー豆です。
東アフリカの品評会では高評価を得ており、2007年と2009年では見事1位に輝いたほどの人気ぶり。
まろやかなコクと苦味が強すぎないほろ苦さ、そしてクセのない飲みやすさが抜群なルワンダコーヒーです。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
300g |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
中煎り |
品種 |
ブルボン種 |
No.4 コーヒーマーケット ルワンダ キャヒンダCWS ピーベリー
栄養が凝縮されたルワンダ産のピーベリー
ピーベリーは1本の木からわずか5%ほどしか採れない貴重なコーヒー豆で、香りやコクが豊かなことで知られています。
手作業で丁寧に選別されているので欠点豆などはなく、入手しづらいピーベリーをしっかりと堪能することができます。
素直でやわらかな甘酸っぱさと、まろやかで香り高いピーベリーならではの良さを楽しむことができます。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
1kg |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
生豆 |
品種 |
ブルボン種 |
No.5 スペシャルティコーヒーシリーズ ルワンダ スカイヒル
千の丘を持つと言われるルワンダのスカイヒル
平均標高がとても高いルワンダは「千の丘を持つ」国と言われており、天空に浮かぶ如く美しい土地で生産されています。
自然豊かな土地柄を活かして丁寧に生産されており、肥沃な土壌の栄養をしっかり吸収したコーヒー豆のみを手摘み。
味わい深いコーヒー豆に仕上がっているのは当然で、柑橘系のフルーティーな香りや味わいを楽しむことができます。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
250g |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
中煎り |
No.6 honu加藤珈琲店 ルワンダカップオブエクセレンス
チェリーのような甘さとクリーンな酸味
カップオブエクセレンスを受賞したこちらのコーヒー豆は、世界中のコーヒー会社と競り合い入荷したコーヒー豆です。
香りはチェリーのように甘くクリーンな酸味がほのかに感じられるルワンダ特有の香りになっています。
苦味はほとんどなくコクもスッキリとしているので、とても飲みやすくより香りを感じやすいコーヒーです。
レビュー
- 酸味
- 苦味
- 甘み
- 香り
- コク
- コスパ
▼商品情報
内容量 |
100g |
産地 |
ルワンダ |
焙煎 |
中煎り |
品種 |
ブルボン種 |
ルワンダ産コーヒーのおすすめ一覧表
ルワンダ産コーヒーはまだまだ輸入している数も少なく、手に入るタイミングはかなり限られています。
在庫があるうちに入手しておかないとすぐに飲めなくなってしまうにも関わらず、コスパも良いのでぜひ試してみてくださいね!
No | 商品 | 商品名 | 参考価格 | 購入先 | 内容量 | 産地 | 焙煎 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 自家焙煎かかし珈琲 ルワンダ スカイヒル |
1,350円 |
200g | ルワンダ | 深煎り | ||
2 | 横砂園 ルワンダ アバトゥンジ農園 |
777円 |
200g | ルワンダ | 浅煎り | ||
3 | bears coffee ルワンダ ブルボン |
1,550円 |
300g | ルワンダ | 中煎り | ||
4 | コーヒーマーケット ルワンダ キャヒンダCWS ピーベリー |
3,010円 |
1kg | ルワンダ | 生豆 | ||
5 | スペシャルティコーヒーシリーズ ルワンダ スカイヒル |
1,760円 |
250g | ルワンダ | 中煎り | ||
6 | honu加藤珈琲店 ルワンダカップオブエクセレンス |
864円 |
100g | ルワンダ | 中煎り |
ルワンダ産コーヒーはフルーティーな味わいを楽しめるブラックで
フルーティーでジューシーな味わいを楽しむためにも、ぜひブラックのまま飲んでみてください。
普段は砂糖やミルクを混ぜてから飲むという方も、苦味はほどよく雑味もないので新鮮でクリアなコーヒーを楽しめます。
また、下手に砂糖やミルクを入れてしまうと嫌な酸味が出てしまうこともあるため、ブラックが最もおすすめです。
ルワンダ産コーヒーのよくある質問
Q. ルワンダ産コーヒーの味は?
柔らかな口当たりでクセがなく、飲みやすいコーヒーと評されています。
Q. ルワンダ産コーヒーの主な栽培品種は?
スペシャルティコーヒーなどに使われるアラビカ種と、缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われるロブスタ種が栽培されています。
Q. ルワンダ産コーヒーのおすすめの飲み方は?
ペーパードリップでスッキリと飲むのがおすすめです。
ダイレクトにルワンダの良さを知りたいときは、フレンチプレスなどを使ってみましょう。
生産国ごとのおすすめコーヒーをご紹介!
コーヒー生産に力を入れている、注目のコーヒー生産国。
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この記事を書いた人
編集部ライター・営業
南国とダイビングを愛する、旅行好き。20代から旅行にハマり、日本全国のうまいもの巡りをしています。
味だけではなく、お店の雰囲気やロケーションにもこだわりを持ち、良いものを誰かに紹介するのが大好きです。